「マイ縫製工場をあなたのiPadに」そんなコンセプトのイベントが、アップル表参道で行われた。「iPad Proで最新のファッションデザインを楽しもう」。スペシャルゲストのモデル・るうこさんと共に、テクノロジーを駆使した服づくりを体感。たくさんのファッションやデザインに関心の高い方々が集まり、iPadからイマジネーションが生まれ、”新しい服づくりの未来”を肌で感じる夜となった。

服づくりのイマジネーションをみんなのものに

世界中の人々がアップルのデジタルデバイスでデザインし、表現し、発信している。アップルは、多くの人のイマジネーションを形にする手助けをし、自由なクリエイティブをみんなのものにしたと言えるかもしれない。シタテルのサービスも、服を作りたいひとのイマジネーションを形にすることで、服づくりをみんなのものにしたい。これまで一部の人にしか手の届かなかった服づくりを、もっと自由でオープンなものにしていきたい。そんな思いから今回のイベントが実現した。

インスピレーションが服としての形になるまで

今回、イベントにスペシャルゲストとしてお越しいただいたのは、抜群のファッションセンスとデジタルを使いこなした発信で、InstagramなどSNSでも有名なモデルのるうこさん。いろんな街を歩いてインスピレーションを得て自身のスタイリングを考えるというるうこさんに、デジタルデバイスとsitateruでインスピレーションから服をつくる体験してもらった。まずは、iPadとApple Pencilを使って柄のドローイング。
「春だし、花柄が好きなので。服のデザインは初めてだけど、描いているうちにApple Pencilやアプリにも慣れてきて、どんどん集中してしまいました」(るうこさん)

デジタルデバイスを介して工場へ

その後、るうこさんの生地デザインをシタテルプロデュースアプリ「iNSPi」でセットアップワンピースのパターンに落とし込み、データベース上で選ばれた生地メーカーにデータを送って生地を生産。出来上がった生地とパターンデータを縫製工場へ送ってから2日で縫い上げてもらい、るうこさんの元へ。会場のモニターで、ここまでの過程を動画や写真でお伝えしてから、「実は今日…」と、るうこさんが着ていた上着を脱いで完成したオリジナルセットアップをお披露目した。
「自分にぴったりのサイズだし、色も柄も思っていたとおりに仕上がって、びっくりしました!」とるうこさんも満足。会場も盛り上がった。テクノロジーと人の手を合わせて、完全オリジナルの一着が完成した。

創造力は誰もが持っている

るうこさんデザインの服を見て、参加者の方々も「作ってみたい」という気持ちが高まったところで、実際にiPadを使ったデザインのハンズオン体験がスタート。ペインティングアプリと「iNSPi」を使って、直感で服をデザインするバーチャル体験だ。初めは少し戸惑いの顔も見られたが、実際にApple Pencilを持つと各々のインスピレーションを発揮して夢中に。
「こんな服がつくりたいという思いはあっても、こういう機会や助けがないとなかなかそれを形にするのは難しい。ひとつきっかけがあるだけで、実はみんな創造力を発揮できる力を秘めていると思います」とるうこさん。Apple表参道で、たくさんのイマジネーションが生まれた。

テクノロジーの力で「つくりたい」を自由に形にできる未来

sitarteru連携工場では、今後iPadなどを簡単に利用できるようにして工場のIoT化を進めていく。iPadで描いたデザインがsitateruのシステムでコントロールされ、最適な工場の手元のiPadへとすぐに送られる、つまり「デバイスtoデバイス」の衣服生産が叶う未来もそう遠くはないかもしれない。

「今ファッションは、選んで組み合わせて楽しんでいるけれど、そのうち服は”作って発信する”ものになりそう」(るうこさん)

誰もが自由にワークウエアを作ったり、ファッションブランドを立ち上げられるようなれば、もっと”衣服”が自由になる。そして、さらにその先にある”ライフスタイル”や”ワークスタイル”が自由になる。そんなワクワクする未来を感じられる一夜となった。