エンターテイメントが進化している。VRやAR、4D映画館など、より”現実”と”非現実”が近づき、没入感のある体験ができるようになってきた。

そんな中でも若者に人気なエンタメのひとつ、「リアル脱出ゲーム」。様々な体験施設を全国に展開してきた運営会社のSCRAPは、他3社と合同で国内最大の屋内型謎解きテーマパーク「TOKYO MYSTERY CIRCUS」をオープンした。

ここでの体験の没入感は、デジタル機器や映像に頼らない分、”クルー”と呼ばれるスタッフ達が鍵を握っている。サーカスのクルーたちを演出するのは、こだわりの燕尾服だ。

世界一謎があるテーマパーク

アニメや映画のような物語の中に入り込んでみたい―そんな誰もが抱く夢を叶えるために、「リアル脱出ゲーム」や「リアル潜入ゲーム」など何度も遊べるリアル体験を用意したテーマパーク、「TOKYO MYSTERY CIRCUS」。

選んだ土地は、新宿・歌舞伎町。様々な娯楽やエンターテイメントが集まる場所ということを活かし、「街全体がテーマパーク」というコンセプトで実際に街に出かけて謎解きをするというリアル体験も用意している。

人がストーリー体験を演出するからこそのリアルさと没入感

デジタル機器を使いながらも、リアル体験を形作るのは、本物の金庫や鍵、隠し扉など。ましてや街に出る「リアル捜査ゲーム」は、歌舞伎町にある本物のキャバクラやマンションの一室に入り込む仕掛けというから驚きだ。

このリアル体験を演出するのは、クルーたちの演技やセリフ、そして衣装だ。物語の舞台にそれぞれ待ち構えるクルーが、ストーリーを進めていく。

「対・機械ではなく、対・ひとだからこそ、その人となりが見えたり、温かみがあると思います。人によって変わる雰囲気の違いなどもまた楽しんでいただきたいですね」(SCRAP コンテンツディレクター 倉島さん)。

謎の世界へと誘う案内人のコスチューム

テーマパークの一階で、様々なリアル体験の案内人となるクルーの衣装は、”サーカス”の団長をイメージした、燕尾のジャケット。男女様々なスタッフがいる中で誰もが似合う配色とシルエットにこだわった。また、ワンポイントとしてテーマパークのモチーフとなっている「?」マークをポケットにあしらった。

「これまでの施設では手作りなどで衣装を作っていましたが、今回は、誰から見られても同じ印象を受けるように統一された衣装が必要だということになりました。こだわったかいもあって、最終的にどんな人にも似合う衣装になって本当に良かったです」(倉島さん)。

国内外のお客様に来てもらって街全体を楽しんでもらいたい

SCRAP広報の伊藤さんは、「歌舞伎町自体が、一歩足を踏み入れたら全然知らない物語が広がっている魅力的な場所。いろいろな物語体験を通じて街全体を楽しんでもらえたら」と語る。

また、新宿エリアは外国人観光客も多く、英語対応のゲームも用意している。カラオケやプリクラなどに並ぶ日本ならではのエンターテイメントとして、インバウンド需要は大きいと見込む。

「SCRAPでは、サンフランシスコやハリウッドなど海外の店舗もすでに7つ展開していますが、それをもっと加速させる足がかりになっていったら良いなと思っています」 (伊藤さん)。